受験勉強が大切なのはもちろんですが、大学入試の現状を知り、志望校合格に向けて最適な計画を立てるという戦略的思考も必要でしょう。
まず、2009年度のセンター試験について。
志願者数は前年度と比べ微増でした。
この要因は、現役志願率の増加と女子志願者の増加によるものです。
特に現役志願率は過去最高で、高3生の5人に2人はセンター試験を受験した計算になります。
一方国公立大の志願者は大幅に減少しました。
センター試験志願者が増えたにもかかわらずこの結果になったのは、センター試験を利用する試験を実施する私立大学が増加しているからです。
すなわち国公立大志望者に限らず
全ての受験生にとってセンター試験はとても重要な試験に位置していると言えるでしょう。
センター試験の平均点は、おおまかに前年度の平均点が上がれば次年度は下がり、前年度の平均点が下がれば平均点が上がるという現象が見られます。
センター試験を作っている方達は確か、平均点6割の試験を目指して試験問題を作成します。
単純に考えて前年度の平均点を参考に試験問題を作成すればこのような結果になるのは当たり前です。
また、試験問題の傾向が変わる場合には、問題の易化が起こると思われます。
問題傾向が変わり問題も難化したら、平均点は大幅に下がるという予想が立てられますからね。
ですからもし、実際センター試験本番で、試験問題の傾向が変わったとしても
問題は易しいはずだと思って、焦らないでくださいね。
それで、2009年度の平均点はその前年度と比べ低下しましたので、2010年度は易化することが予想されます。
もしこの予想通りとなれば、これは大チャンスです。1ランク上の大学に挑戦できる可能性が上がります。
そのためにも日々、しっかり勉強しましょう!!
逆に易化した試験でいつも通りの結果しかでなければ、センター試験を用いる試験での合格は望めないでしょう。
国公立大試験について。
先ほども述べましたが、国公立大の志願者は大幅に減少しました。
特に、後期日程の志願者が減少しました。
これは、2006年度から始まった後期日程の廃止・縮小、前期日程への一本化というトレンドによるものだと考えられます。
名古屋大学を例に見ると、
志願者数は前年比106.4%と例外的に大きく増加しています。
2008年度に後期日程を全廃し前期日程に一本化しました。
が、2009年度は医学部医学科で後期日程で3人の募集枠がありました。
志望者数増加の要因は、名古屋大出身の益川氏、小林氏が2008年にノーベル物理学賞を受賞したことで注目を集めたことにより、理学部への志願者が増えたことでしょう。
また、不況の影響からか地方の公立大への志願者が増加傾向にあります。
地元の大学への進学を希望する地元志向です。
また、受験科目が少ないのも理由にあげられます。
浜松で言えば、静岡文化芸術大学もこの先人気になっていくかもしれませんね。
最後に2010年度は、センター試験を課すAO入試の増加傾向がみられます。
ますますセンター試験は重要になってきますね。
また、後期日程縮小傾向は続いていますので、志望する大学の後期日程はどうなっているのかを確認する必要がありそうです。
医学部医学科では入試科目増の傾向があります。
長々と綴りましたが、志望校が決まっている生徒は
その大学の入試はどうなっているか知っておく必要があります。
それぞれの大学のHP等で参照しましょう。
また、センター試験の平均点等を知りたいなら大学入試センターのHPを見てみましょう。
東進進学情報2009年4月24日号 参考