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2023.09.19

大学入試情報 ~総合型選抜 と 学校推薦型選抜~

大学受験情報シリーズ、今回は「推薦入試」について取り上げます。

 

年々、一般選抜の志願者は減少傾向にあります。

その代わり総合型選抜などの推薦入試で進学する人が増加傾向にあります。

特に近年はコロナ禍の影響もあって、その傾向が強まったようです。

【私立大学の志願者数推移】

今年の入試は間もなく始まりますが、来年以降に大学受験を迎える高1・2年生も、基本情報として推薦入試について知っておいてください。

 


総合型選抜の特徴

 

総合型選抜とは、以前のAO入試(アドミッション・オフィス入試)から置き換わった選抜方法です。

大学がアドミッションポリシー(大学側が求める人物像をまとめたもの)と合致した人財と出会うために、提出書類や面接・小論文など様々な試験を組み合わせ、1人ひとりを丁寧に評価する入試方式です。

例えば藤田医科大学・保健衛生学部の入試科目は、以下の通りです。

① アクティブレポート(高校3年間における諸活動の内容を盛り込み、自己アピールするレポートを自筆で作成)

② 国際適性試験(英語力)英文問題 50分 ※英検で1950点以上などの資格があれば免除制度あり

③ プレゼンテーション・個人面接(アクティブレポートを用いて)

 

総合型選抜で最も強く問われるのは、「あなたが大学で何を学び、どう将来に活かしていきたいのか」という意欲や情熱。アドミッションポリシーをよく理解し、志望動機や大学での研究内容を具体的に述べられるようにしておきましょう。

 


学校推薦型選抜の特徴

 

大学が指定した高校の推薦枠に選ばれた生徒のみが受験できる「指定校制」と、

受験資格を満たし、高校から推薦があればどの高校からも出願できる「公募制」の2種類があります。

 

【指定校制と公募制の試験スケジュール】

 

指定校制…主に私立大学にて実施。自分の通っている高校が大学側から指定されていなければ出願できない。推薦枠を勝ち取るためには校内選抜を通過する必要があるが、通過後の合格率は比較的高い。ただし、専願が前提。

 

公募制…多くの大学で行われている。大学が設定した出願資格である「評定平均(内申点)」などをクリアすれば、全国どの高校からでも出願できる。専願である場合が多いが、併願もある。

 

 

指定校制・公募制とも、校内選抜や出願資格に、学校の成績(主に内申点)を使用することが多いです。推薦を視野に入れている方は、特に普段の提出物や定期テストに力を入れていきましょう。

 


行きたい大学を早めに見つけることで、どんな形態の入試があるかが分かり、受験対策を早めに打つことができます。

ぜひ今すぐ調べてみてください。